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小学校の先生を120%楽しむ毎日

小学校教員の日々の振り返り。教員志望の学生さん、同業の方、保護者の方、教育に興味のあるすべての方へ。

話し合うことが目的の話し合い

話し合いのゴールが明確ではない話し合いほど、苛立つ時間はない。

 

本日の代表委員会では、

給食委員会から議題が提示された。

 

「外で元気に運動できるように

みんなが給食を残さず食べられるように

給食すごろくの内容を考えよう」

 

議題というか、これって・・・

そこはまあ、置いておきましょう。

 

話し合いの目的、ゴールは

「できるだけ多くの意見を出してもらうこと。」

 

おい、なんだそれ!!

と突っ込みたくなる。

 

事前にクラスで話し合い、クラスのアイディアを1つに絞って短冊に書きます。

代表委員会が行われる教室の黒板には全クラス分のアイディア18個、所狭しに並びます。

 

もう、アイディア十分じゃね??

 

しかし、「話し合い」は進みます。

 

みんな、自分のクラスの意見推し。

もちろん、中には、反対意見、賛成意見もでますが、新たな意見はなかなか出ませんな。

 

クラスで練り上げた18個のアイディアを超えるアイディアはなかなか出ないでしょう。

 

そして、話し合いはだんだん

すごろくの内容というよりか、

 

どうやったら、給食を残さずに食べられるかという話し合いに変わったり、変わらなかったり。

 

「外でたくさん運動するために

給食を残さず食べる」

って言っちゃうと、給食委員会の最上位目標は、学校のみんなに、外でたくさん運動をしてもらう

っていうことになっちゃう。

 

しかも、

みんなが給食を残さず食べようとするような

インセンティブになるであろう、すごろくの内容を考えるって・・・

 

すごろくを作るのは、みんなが給食を食べるための手段であって、目的ではない。

本当の給食委員会の目的は、

「学校のみんなに給食を残さずに食べてもらうこと」

だとすれば、むしろ、すごろくを給食委員会で作った後で、具体的にクラスで残さないようにするためにはどうしたらいいのか、各クラスからアイディアを出してもらって、全校で共有した方が結果、みんなも食べるし、すごろくの取り組みも活発になると思うんだけど。

すごろくだけ作っても、アクションにつながらないクラスはいっぱいあるでしょ。

高学年とか。

 

 

 

まあ、クラスで話し合うことで、

給食に対する意識は多少高まるのかもしれないけど・・・

それも厳しいかな。

意識改革の前に、行動を改革していかないと、意識はなかなか変わらない。

正直私なんて、今でも別に残してもいいじゃんって思ってますからね。

教師になって、残すな残すな給食部の人や栄養士さんに言われて初めて、好き嫌いせずに、無理やり食べたんです。

意識を変えたんじゃなくて、自分の行動を矯正したんです。

 

とにかく、何が一番言いたいかっていうと

正直、今日の議題は

「そんなん、給食委員会で決めてくれ。」

っていう内容って思ったんです。

 

まあ、全校を巻き込む意味では有効なのかなあ。

 

私が理想とする組織は

末端の部署に責任と権限を与えて

その部署でサクサク企画して

フットワーク軽くガンガンPDCA回していく。

その方が結果、不要なコミュニケーションコストは減るし、一人一人のモチベーションは上がるんじゃないのかな。

 

そんな組織にしていくには

日々のコミュニケーション量が必要。

会議みたいな公の場ではなくて。

対話による自己開示からの互いのリスペクトが必須。

また、協働的な活動も必要。遊びでもなんでもいいから。

 

 

なんでもかんでも

全体の話し合いにかけて

顔色伺いながら企画して

申し訳なさそうに協力を依頼する。

 

少なくとも

私はそんなクラスにしたくない。