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小学校の先生を120%楽しむ毎日

小学校教員の日々の振り返り。教員志望の学生さん、同業の方、保護者の方、教育に興味のあるすべての方へ。

小学生が自分のキャリアと向き合うには・・・

今年は6年生の担任として、

総合的な学習の時間を使って、「キャリア教育」を進めています。

 

具体的に何をしてのかと言われると

・「イーハトーヴの夢」で、宮沢賢治の生き方を知り、自分はどう生きたいのか考える。

・ゲストティーチャーを呼び、自分はどう生きたいのか考える。

 

「自分はどう生きたいのか考える」

って・・・。これ、小学生にはなかなか難しいですよね。

 

結局、

宮沢賢治さんは、体調が悪いのに、農業のことでアドバイスをしていて、最期までみんなのことを考えていてすごいなあと思いました。私も、誰かのためになることを見つけて、一生を捧げたいです」

みたいな、優等生的な作文を書いて終わってしまう。

 

 

 

 

シンプルに経験値が少ないので、

・自分が得意なこと

・自分がやりがいを感じることは何か

・自分のやりたいことは何か

 

図表1 キャリアを考えるための3つの問い

出所:クレイア・コンサルティング

出所:クレイア・コンサルティング

 

この問いに一応答えられても、小学生には「潜在能力」がザクザク

埋まっていると思うので、ひたすらこの三つの問いに向き合わせるのは

得策じゃないでしょうね。

 

 

 

 

 

そもそも、キャリアとは?

 

以下中学校キャリア教育の手引きから抜粋

 

キャリアとは

 

人は、他者や社会とのかかわりの中で、職業人、家庭人、地域社会の一員等、様々な役割を似ないながら生きている。これらの役割は、生涯という時間的な流れの中で変化しつつ積み重なり、つながっていくものである。また、このような役割の中には、所属する集団や組織から与えられたものや日常生活の中で特に意識せず習慣的に行っているものもあるが、人はこれらを含めた様々な役割の関係や価値を自ら判断し、取捨選択や創造を重ねながら取り組んでいる。

 

人は、このような自分の役割を果たして活動すること、つまり「働くこと」を通して、人や社会にかかわることになり、そのかかわり方の違いが「自分らしい生き方」となっていくものである。

 

このように、人が生涯の中で様々な役割を果たす過程で、自らの役割の価値や自分と役割との関係を見出して行く連なりや積み重ねが、「キャリア」の意味するところである。

 

中央教育審議会「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について(答申)平成23年1月31日)

 

 

 

様々な体験をする中で、自分のキャリアを考えていくしかないのかな

という気がしますね。

「自己発見のための行動」による「体験の価値付け」

 

 

 

キャリアの教科書

キャリアの教科書

 

 上記の本の内容紹介にもかなり、それに近いことが書かれていますね。

と、言ってもだいぶ古い本なので、今はまたキャリアに対する考え方は変わっているかもしれないですけどね。

 

いま、キャリアに対する考え方(理論)は1~2年前とはがらりと様相を異にしてきている。以前なら、キャリアの主要理論は「自己発見」であった。まず「自分はどんな人間か」を正確に知ってから、それに見合った活動をしようということだった。しかし、いまは違う。まずは活動(フィールドワーク)をしながら、同時に自分はどんな人間であるのかをつかんでいこう、という風に変わってきた。むしろ行動によって自分を確立しようという方向である。

 

 

自分の捉え方、見方を絶えず更新しながら

先ほどの三つの問いに答えていくことが大事なのかなあ。

 

 

 

 

とにかく、私が「子どもたちが自分のキャリアに向き合うため」にできることは

日々の体験の量を増やしてあげること。

そして、

振り返りによって、体験の質を上げていくこと。

 

さらに、ゲストティーチャーの方の話を代理的成功体験として

じっくり聞いて、自己効力感を上げていけば、

より行動力も上がり、体験も増え、自分のキャリアと向き合う機会が増えるはず。