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小学校の先生を120%楽しむ毎日

小学校教員の日々の振り返り。教員志望の学生さん、同業の方、保護者の方、教育に興味のあるすべての方へ。

夏休みの宿題

私は、学生時代から夏休みの宿題は、なるべく早めに終わらせていた。

 

別に夏休みの後半に予定がびっしり詰まっていたわけではない。

 

私は「やるべきこと」が横たわっている状態が嫌いなのだ。

「ああ、やらなきゃ・・・」とふとした時に考えてしまい、気持ちがどんよりしてしまう。

 

その感覚は教師になってからもある。

 

当然のことながら、子どもたちが来ない夏休みは、小学校教師にとって、はっきり言って閑散期だ。

 

成績処理、時数チェックなどの事務処理と研修がほとんど。

ちなみに、私の学校は二期制なので、成績表の所見についても夏休みのうちに終わらせてしまう。

こうして書いているだけで、早く終わらせたいという気持ちがむくむくと湧き出てくる。

 

さて、こういう分かりやすい「やらなければならないこと」をただ片付けていくことは実に簡単だ。

やるべきことが分かっているからだ。

 

小学校教師にとって、本当の夏休みの宿題は

「自分のクラスをいかにより良いクラスにしていくか」

「そもそもより良いクラスとはどんな状態なのか」

「一人一人の力をいかに伸ばしていくか」

「そのために何をしていけばいいのか」


それらを考え抜くことだ。

 

夏休みが明けたら

どんなマインドで子どもたちと関わっていくのか

具体的にどのような手立てを打つのか

 

それがはっきりした状態にしていたい。

 

そのために何をすべきかは、教師自身が考えないといけない。

 

セミナーに行くもよし。本を読むもよし。

同僚に自分のクラスのことを聞いて見てもよし。

 

圧倒的に知識量が少ないと思うので

教育の理論と実践・両方なるべくインプットしていきたい。

 

さて、どこから手を出すか・・・

 

私は、教育書を読むのが苦手だが、先日のHand-Cのイベントにも刺激を受け、「本当に今のような公教育に価値はあるのか?」「そもそも公教育の目的ってなんだ?」そんな感じでモヤモヤしていたので、いろんな先生方に紹介されているこちらの本にようやく手を出してみた。

 

 

教育の力 (講談社現代新書)

教育の力 (講談社現代新書)

 

 

とても面白い。

人類の歴史を振り返り、農業革命が蓄財の生活へシフトするきっかけとなり、そこから奪い合い(戦争)の歴史が始まったとしている。

どうすればこの繰り返される命の奪い合いを原理的に止めることができるのか?

人間は本質的に自由(生きたいように生きたい)という欲望を持ってしまっているもの。戦争は、自由への欲望の表れだとした。

では、どうすればこの欲望のせめぎ合いを軽減し、戦いを終わらせ、一人一人がそれぞれの自由を達成できるようになるのか?

ヘーゲルが出した結論は、

「自分の自由をナイーブに主張するのではなく、あるいはそれを力ずくで人に認めさせようとするのでもなく、まずは一旦、お互いがお互いに、相手が自由な存在であることを認め合うほかにない。」

 

こうした文脈で・・・

 

公教育は、すべての子どもが自由な存在たりうるよう、そのために必要な力を育むことで、各人の自由を実質的に保障するものなのです。

 

公教育の目的が出てきた。

 

これだけ知るだけでも、だいぶ自分の中のモヤモヤがスッキリするし、子どもたちへの接し方も変わってくると思う。

 

ただ、あまりにも遠いところから攻めた感は否めない。

 

もっともっと本を読もう。

夏休みはひたすらインプット。

 

そのために、今の自分の課題感をザーッとメモしておこう。

 

・一人一人がもっと主体的に授業に参加するには?

・自分が絶対に譲れないことは?

・確実に力をつけて、テストで結果を出す方法は?

・一人一人の学習へのモチベーションをどのように上げる?

・子ども同士の関わりで、学びを深めていくには?

・一人一人が日々イキイキと過ごしていくには?

 

 

・・・だめだ。

あまりにも抽象的で、課題が絞れていない。

まずはそこからだ。