小学校の先生を120%楽しむ毎日

小学校教員の日々の振り返り。教員志望の学生さん、同業の方、保護者の方、教育に興味のあるすべての方へ。

人生とは出会いと縁と別れ

 

 

より充実した人生を送りたい。

よりバランスのとれた人生を送りたい。

人生というプロセスをより深く味わいたい。

 

人そのものを大事にするコーアクティブ・コーチングは、上記の三つを人の根源的な願いと捉え、指針としている。

そのためにすべきことは、出会いを大事にすることだと思った話。

 

昨日は、離任式。

 

今年度、大変お世話になった先生方が、離任されるので、

なんとも寂しい気持ちで式に参加していた。

 

私自身、昨年度は離任式で見送られる側の人間だったので、

なおさら感慨深くて、その日はずっと感傷的な気持ちでいた。

 

 

kengobonbei.hatenablog.com

 

特に、今年度最もお世話になった

一緒に学年を組んでいる

I先生がスピーチされている時から、グッときてしまった。

言葉は少なかったが・・・

I先生が、心から現任校に愛情を注いでいることが伝わってきたからだ。

 

離任式が終わり、

子どもたちがアーチを作る。

離任される先生の退場だ。

 

I先生は、子どもたちに声をかけたり、握手をしたり

終始笑顔で退場していく。

 

私は、なんだかすべての先生のスピーチが終わると脱力してしまった。

体育館の壁にもたれかかって

その様子を微笑ましくも、切ない、何とも言えない気持ちで眺めていた。

 

すると、ふっとI先生が私に気づき、立ち止まった。

さっきまで、笑顔でいたのに、I先生の表情はみるみる真剣になり、

私の目を真正面に捉えた。

I先生は、職員室でいつもふざけてばかりで

ムードメーカー的な存在だ。

基本的にはいつも笑顔で、たいていのことは

笑いにしてしまうのだが、

誰かが真剣に悩んでいることに対して、

それが、側から見てどんなにちっぽけなことでも

真剣な顔で、話を聞いてくれる。

その時のI先生は、まさに真剣に相談に乗ってくれている時の顔だった。

 

?どうしたんだろう。もしかして、壁にもたれかかる私が

見送る人間として、あまりにも不遜に見えたのだろうか。

 

私は慌てて、もたれかかっていた体を起こし、気をつけをして、

I先生に向かって、笑って礼をした。

 

すると、I先生はアーチから抜け出し、両手を広げて私の方まで来る

私も両手を広げ、抱きしめ合う。

私は、「ありがとうございました・・・本当に」と言うのが精一杯だった。

 

見ると、I先生は泣いてくれていた。

私は感動していた。

 

I先生との別れが、こんなにも寂しいということに。

そして、I先生との出会いを心から感謝していることに。

 

人生とは、出会いと縁と別れです。出会ってから別れるまでの間に、嬉しいことや悲しいことがあって、それを無事に越えていくことが生きるということなんです。

瀬戸内寂聴

 

この言葉が沁みる。

 

人との関わりの中でしか、本当の喜びは得られない。

それゆえに、人との関わりの中で悲しむこともある。

 

だからこそ、出会いを大事にする。

 

出会いを大事にするということは、

出会った人と自分自身が喜べるように努力すること。

 

これからの出会う方との出会いを

素敵な出会いに変えて、お互いの人生をより豊かなものにしていけるように

日々精進していきたい。