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小学校の先生を120%楽しむ毎日

小学校教員の日々の振り返り。教員志望の学生さん、同業の方、保護者の方、教育に興味のあるすべての方へ。

強烈に「今」を意識した時間

なんかタイトルカッコよさげですが・・・

 

子どもたちに伝えたいことを自分なりに練り上げて

8分ほどスピーチしたら、子どもから反響があって嬉しかった・・・という話。

 

 

本日は6年生の算数の教科担当としての最後の授業・・・というか、挨拶の時間。

(私自身は5年生の担任です)

 

卒業式前で忙しいだろうに、時間をとってくれた担任の先生に感謝。

 

6年生の子どもたちに一体何を伝えたいのか、ここ最近ずーっと考えていて。

昨日は、夜中の1時に目が覚めてなかなか眠れなかったです。

 

ぐるぐるぐるぐる考えた結果。

 

下記のようなことを伝えました。

 

好きなことをして生きて欲しい。

そのためには信用を貯めなければならない。

「今」に集中して信用を貯めよう。

 

中段は完全にキングコングの西野さん、下段はアドラー堀江貴文さんの影響。

 

まずは、ホームレス小谷さんの話。

 

ここで、子どもは食いつく食いつく

logmi.jp

 

以下、子どもたちに話した内容をそこそこ美化して再現しますね。(  )内は子ども達の反応。

 

 

まずは、今日はこんな時間をとってくれてありがとう。

みんなに一番伝えたいことは何だろう・・・って

先週くらいからずーーっと考えてた。

それで

結局みんなに伝えたいことは

信用を貯めて、本当に自分が好きなことをやって

生きられるように

未来を恐れず、過去にとらわれず、今を生きてほしい

ということが分かった。

どういうことか、説明するね。

これからする話が少しでもみんなの「これから」にプラスに働いてくれればとても嬉しい。

みんなホームレス小谷さんという人知ってる?

50円で仕事を引き受けるホームレス芸人の小谷さんという人がいます。

でも、この人立派に生活しているんですよ。

ちゃんと結婚式をあげて結婚もしています。

(ざわざわ・・・え?お金は?どうやって生活してるの?)

例えば、1日がかりになるような、庭の雑草抜きも50円でお願いすることができる。

自分が依頼主だと思ってよく想像してみてね。

朝から汗だくで雑草抜きをしている小谷さんがいます。でももうお昼です。

さあ、みんなだったらどうする?

(「『お昼一緒にどうですか?』って言う」)

まあ、さすがに悪いもんね。お昼ご馳走しましょ。

でも庭の雑草はまだまだあります。

日が暮れても一生懸命雑草を抜いている小谷さん。

夕飯の時間です。どうする?

(ニヤニヤ笑いながら、「ご馳走する」)

多分そうするよね。

そうして、もうその頃には、ほぼ丸一日小谷さんの頑張りを見てるし、

お昼も、夕飯も一緒に食べてるから、小谷さんのことを信用して

仲良くなっちゃわない?

(うんうん頷いている)

小谷さんは、そんな風に毎日を過ごすことで、たくさんの人の信用を集め

クラウドファンディングで結婚資金を集めて結婚したんです。

※ちなみに、クラウドファンディングの説明は、「ネット上で自分の企画をプレゼンしてお金を集める仕組み。お金を出してくれた人にはお返しも事前に決めておく」なんていう雑なものだったけど・・・

camp-fire.jp

(ざわざわ、どよどよ。「おお・・・」という感嘆の声も)

ここで、ポイントになるのは、

「1日がかりの雑草抜きを50円で一生懸命やる」ところ。

こうした行動がなければ、誰も小谷さんの結婚式のお金なんて出そうと思わないでしょ。

今は自分の信用をお金に換えることができるし、

信用をもっていれば、協力者をSNSで募って、自分がやりたいことを実現できる。

でも、やりたいことがなくて、

言われたことをただこなして、休日を心待ちにしている人にとっては

これから辛い時代になると思います。

AIやロボットの技術の発達によって、言われたことをただこなす仕事はみるみるなくなっていくでしょう。

一昔前なら、親の言う通り頑張って勉強して、いい高校、いい大学、大企業に入って。

上司の顔色伺って出世して

郊外に大きな家を建てて、引退後は孫たちに囲まれて余生を過ごす・・・

という人生の王道のような型があった。

でも今はそもそも終身雇用は破綻しているし、寿命は伸びていくだろうから、ここにいる人の中で一生同じ会社に勤めあげる人は少ないと思いますよ。

(シーーーーん・・・)

先が見えなくて不安ですか?

でも、そもそも人はいつ死ぬか分からない。

3.11で亡くなった方達だって、まさか死ぬとは思っていなかったでしょう。

幸せになりたくて、あの地に家を買ったのでしょう。

これから先、

自分の身に何が起こるのかなんて、いくら考えても分かりっこないですよ。

だから、未来のことをあれこれ考えて不安に思うことに意味はない。

だって、分かんないもん。

そして、過去にとらわれて自信を失ったり、悩んだりするのは本当に勿体無い。

「私、小学校の時イケてなかったから、どうせ中学でも・・・」

なんて考えるのバカらしいですよ。

だって、先のことは分からないんでしょ?

 

 

だから、「今」に集中すればいいんです。

「今」に集中して、一生懸命目の前のことに取り組めば信用を得られるでしょう。

そして、何より今に集中することで、自分の好きなものも見えてくるようになるでしょう。今というこの瞬間に集中できているか、どうかが「好き」か「嫌い」かの分かれ目です。

その「好き」か「嫌い」の感覚は、目の前のことに真面目に一生懸命に取り組んでいくことで研ぎ澄まされていくと思います。

だから、

未来を恐れず、過去にとらわれず、今を生きてごらん。

そうして、信頼も得て、自分が本当にやりたいことも見つけて

幸せに生きていってね。

・・・みんなとは、もっと関わりたかった。

今更だけどそう思うよ。担任の先生が羨ましい。

今日は長々と話を聞いてくれてありがとう。

またね。

 

 

 

 

 

といって教室を出ました。

給食の準備中、6年生の4人の子どもが私のクラスに訪ねてきました。

何やら、メモ帳と鉛筆を持って。

 

「先生、さっきの話もう少し詳しく教えてください。」

「どの話?」

「えーっと、クラ、クラう・・・」

クラウドファンディング?」

「ああ、それです」

 

子どもたちは、もってきたメモ帳にすかさずメモしています。

よく見ると、さっき私がした話が書き記してありました。

 

「え、さっきの話メモ取ってたの?」

「いえ、さっき思い出しながら、まとめてみたんです。」

 

嬉しい。

 

やっぱり、いろいろな本を読んで勉強することや講演にいくのって大事だ。

ホームレス小谷さんの話のところは、キングコング西野さんの講演会の影響受けまくりですし。

 

kengobonbei.hatenablog.com

 

 

いずれにしても。

子どもにする話を真剣に考えて、伝える作業は苦しいし、怖いけど楽しい。

 

私にとって強烈に今を意識できる時間でした。