小学校の先生を120%楽しむ毎日

小学校教員の日々の振り返り。教員志望の学生さん、同業の方、保護者の方、教育に興味のあるすべての方へ。

現任校のコア・バリューを明確にしよう!

今週の月曜。5年3組の子どもに選択と決断を迫りました。

 

「来年度の運動会は、自分たちでつくる?

 それとも先生たちがつくる?」

 

困惑する子どもたち。さらに続けます。

「まあ、先生たちが運動会をつくったら、みなさんは与えられた役割をこなすだけになると思うけどね」

 

子どもたちは「自分たちでつくりたい」と答えました。

 

 

はい。完全に言わせてますね。

だって、子どもたちが

主体的に運動会をつくりあげていって欲しいのです。

絶対、得るものが多いと思うから。

 

 

「自分たちでつくっていくには、まずどうすればいいのかね?」

私の勤務校の運動会は5月開催。子どもたちが本当の意味で運動会を

「つくっていく」にはそもそも時間が無さ過ぎます。

 

それでも子どもたちは必死で、

 

「えーと、学年みんなに呼びかけて・・・」

「あと、先生たちにも・・・」

「他の学年の意見も聞いて・・・」

どうしよう、どうしようといった感じで、必死で考えています。

 

そこで、

「ねえ。正直今、少し不安でしょ?」

と尋ねるとうなづきます。

 

「何が不安?」と尋ねると

 

「全校を引っ張っていけるのか不安です」

「まず何をやったらいいのかわからない」

「去年は正直6年生がやってくれていたところが大きかったから」

などなど。

 

「じゃあ6年生から聞いて、まずは不安を潰したら?」

 

ということで、本日。5、6年生で集まって

「何を大事にして運動会をつくって来たのか」

6年生から話を聞きました。

 

その話の中で、

「とにかく盛り上げていくことを大事にしよう」

「行進や整列などをしっかり行って、他の学年の演技もしっかり見よう」

「勝ち負けにこだわらずに楽しくやろう」

 

本当に様々な「運動会で大事にしたいこと」が出てきました。

 

そこで私が思い出したのは下記の記事。

 

hcm-jinjer.com

 

なぜ、ザッポスのコンタクトセンターの社員はそこまで大きな裁量権を持つことが許されているのか。

それは、社員個々人が「コア・バリュー」を体得・体現しているからです。権限移譲を成功させるには、何よりも価値観の共有ができているかどうかが重要です。

 

子どもが主体的に運動会を作る

ということは、子どもの裁量権を増やすということだと思います。

そうした時に、コア・バリュー(価値基準)がないと迷走してしまう。

 

来てくれた6年生はみんな「良い運動会」にしようと

頑張って来たのでしょう。

 

ただし、この「良い運動会」像が一人一人違うのだな。

と感じました。

 

コア・バリューのすり合わせができていない。明確になっていない。

そのことが、なんだかすごく勿体無いことのように感じました。

 

「コア・バリュー」を社員が体得して、浸透していくことによって、「企業独自の文化」がつくられていきます。自社独自の良い文化ができると、社員の一体感が増し、エンゲージメントも高まり、会社のブランディングにもつながります。

さらに「誰をバスに乗せ、バスから下ろすべきなのか」、採用・研修・評価などの場面での判断基準にも役立っていきます。

 

でも、これは職員にも言えることで。

日々の指導を見てみても、それぞれの先生の教育観はまるで違うと感じることがあります。

暗黙の不可侵条約によってあまり皆さん議論しませんが、

いったい、何を大事にして子どもと向き合い指導していきたいのか。

教師一人一人の価値基準をオープンにする必要があると感じました。

 

そうすることが、職場を、学校をよりよくしていく第一歩なのかなとおもいます。