小学校の先生を120%楽しむ毎日

小学校教員の日々の振り返り。教員志望の学生さん、同業の方、保護者の方、教育に興味のあるすべての方へ。

惹きつけ、ネガティヴから遠ざける

昨日はがっつり子どもと一緒にいた一日でした。

 

ここ最近、双子の姉がずっと体調が悪く、ぐずる事が多かったです。その反動か、昨日は妹がぐずりました。

 

私はなんとか、ぐずるのを食い止めるべく、抱っこしたり、アンパンマンのビデオをつけたり、色々と試しました。

 

泣き声に辟易しながら、なんとかツボにはまることを見つけていく作業をひたすら淡々と…

 

これ、なかなかきつい作業です。

いくつかのことを試しても泣きやまない時、ふと頭をよぎるのは、

 

「これは、今何をしても無駄なんじゃないか?むしろ、自分が逆撫でしているせいで、こんなにぐずっているのでは…」

 

ということ。

でもね。泣きながらでも、冷静に1つ1つその場に応じて試してみると、次第におさまってくるのです。

一番ダメなのは、泣きやまないことにテンパって、焦って、イラついて、

「何で泣いてんだよ」

と、ドライな気持ちで、嫌々その子に接すること。

 

そもそも、「何が嫌なんだよ」って…

そんなのきっと、本人にも分かりっこない。

大人だってそうでしょ。

なんとなく気持ちがざわついて、一日中ピリピリしている時ってありませんか?

そんなこといちいち、分析もしないし、まして3歳児にそれを求めるなんて、ハードル上げすぎですよね。

 

こちらが冷静になって、あの手この手で、関わってみる。

 

例えば、昨日は普段遊んでいるアンパンマンのぬいぐるみに紐を巻きつけて、紐を持って、「ヒューん。あ、アンパンマンがパトロールしてるよ!」なんてことをやりました。

 

すると、ぎゃあぎゃあ泣いていた子どもが、ふと我に返って、目を見開き、こちらに注目しました。

 

その瞬間が、なんとも言えず快感でした。

 

そうすれば、しめたもの。

あとは、アンパンマンにパフォーマンスさせて、惹きつけて、ネガティブな気持ちからどんどん遠ざからせるようにしていきました。

 

そこで、ふと感じたのは子どもをあやすのは授業と似ているなあ、ということ。

 

授業では、「導入で惹きつける」とよく言われますが、なんとなく違和感を感じていました。

 

私の場合、高学年を持つことが多いので、授業をしていて、惹きつける、というよりは、「子どもたちを日々考えてしまうネガティブな気持ち一旦から遠ざける」という感覚に近いのです。

 

この「ネガティブな気持ちから遠ざける」には、

 

日常×工夫

 

がとても大事な気がします。

 

先ほどの糸吊りのアンパンマンがいい例です。

 

普段遊ぶぬいぐるみ(日常)×ひもがつながり、振り子のように動く(非日常)

 

日常から乖離しすぎてもダメ。

でも、日常と同じでもダメ。

適度に非日常でないとついていけない。

 

その辺のバランス感覚が、多くの子どもたちを巻き込む授業をするには、必要なのかもしれません。

 

いや、大人もそうですよね。

定時で上がれるわけがないという、諦めが蔓延している職場で

 

「みなさん!とにかく毎日定時に帰りましょう!世の中はプレミアムフライデーなんて言ってるじゃないですか!」

 

なんて言ってもまるで響かないでしょう。