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小学校の先生を120%楽しむ毎日

小学校教員の日々の振り返り。教員志望の学生さん、同業の方、保護者の方、教育に興味のあるすべての方へ。

君たちはどう生きるか

今さらですが読みました。

 

と言っても最近出た漫画版ですが…

 

 

漫画 君たちはどう生きるか

漫画 君たちはどう生きるか

 

 

中学生時代に読んでいたら、また違った人生になっていたかもしれない。そう感じるほどのものでした。

 

 

 題名の通り、生き方を問われ、考えさせられる作品です。

一貫して

 

他者に貢献することなくして、豊かな人生は歩めない。

 

そんなメッセージが込められているように感じました。

 

銀座のデパートの屋上から、地上の人々を眺め、

「自分は広い広い世界の中の一分子」

だと感じた主人公。

 

主人公の叔父は、その発見を

「天動説から地動説に変わったようなもの」

と、主人公の気づきが、深い意味を持っていることを次のように語ります。(ノートに書かれた手記の中で)

 

人々は長い間ずっと天動説を信じており、地動説が発表されてから、何百年もたってようやく信奉されるようになったことを例に出し、

「人間が自分を中心としてものを見たり、考えたりしたがる性質というものは、根深く、頑固なもの」

 

子どもはもちろん、大人でも、損得が絡むと自分を離れて正しく判断することが難しい。

 

しかし、地球が宇宙の中心という考えにかじりついている間、宇宙の本当のことがわからなかったことと同じように、自分ばかりを中心にして物事を判断していくと、世の中の本当のことも理解できなくなってしまう。

 

だから、君の発見は大きなことなんだ、と。

 

 

どうです?

 

これは、まだまだ冒頭なのですが、この主人公の「叔父さん」のノートの文章が暖かく、優しく、知的で本当に素敵なんです。

こんな風に学級通信が書けたらなあ。と妄想してしまいました。

 

読んでいると

 

ハッとすること。

心がポカポカすること。
心に刺さること。
じわっと胸が熱くなること。

 

 本当にたくさんありました。

字数はそれほど多くないのですが、すごく濃ゆい。

 

例えば

 

「人間として、この世に生きていることがどれだけ意味のあることなのか」

それは人間らしく生きてみて、その間にしっくりと胸に感じなければならないもので、誰かから聞いて教わるものではない。

 

自分が本当に感じたことや、真実心を動かされたことから出発して、その意味を考えてゆくことが肝心である。

自分の体験から出発して、正直に考えてゆけ。

 

そうしないと、本当の自分、ありのままの自分がどんなものかということをつい、お留守にしてしまうから。

 

 

人間の結びつきについて

生産関係として、人間のつながりが拡大することで、人間らしい人間関係を構築することが難しくなった。

人間同士、お互いに好意をつくし、それを喜びとしていることほど美しいことは、ほかにありはしない。

 

 

などなど。

 

 

全然魅力をお伝えしきれておりませんが、書いているうちに、本文を全部引用したくなってしまうので、ここらへんでやめておきます。

 

 

すぐに読めます!未読の方は、是非一度読んでみてください!