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小学校の先生を120%楽しむ毎日

小学校教員の日々の振り返り。教員志望の学生さん、同業の方、保護者の方、教育に興味のあるすべての方へ。

居心地のいい場所をつくりたい

「よい授業がしたければ、まずは子どもとの信頼関係から」

 

これは、初任の時に学年主任の先生が言っていた言葉です。

 

最近、教科担任制で授業をしているので、この言葉が身にしみます。

自分のクラスなら絶対叱り飛ばしている場面でも「まだ、信頼関係ができてないから」とグッと飲み込むことがあります。

そんな弱腰な自分も嫌で、なんとも悶々とした日々を過ごしております。

 

教師も言いたいことを飲み込んでいる状態なので、当然のことながら子ども達同士でも活発な議論は行われません。

 

さて、そんな中、こないだの日曜日に行った勉強会にて・・・

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参加者の1人が

「職場で学級で居心地のいい場所をつくりたい」

と言っていたことにとても共感しました。

 

 

「お互い言いたいことを言い合える」というのが私の理想のクラスです。

子ども同士も、教師が子どもに対しても、子どもが教師に対しても・・・

自分の思いや考えをストレートに伝えても後腐れなく、相手が受け止めてくれる。

そういうクラスです。

 

安心して自分の思いや考えを率直に述べられる環境というのはとても居心地がよいだろうな、と思います。

 

相手が自分のことをどう思うのか考えるのは、かなり消耗しますね

しかも消耗する割には何も生み出さない。

 

そして、そういう環境がないと、主体的、対話的な深い学びなんてできるわけがないですよね。

何より一人一人の思いをみんなで共有できなければ、居心地のいい場所なんて作れない。

 

矛盾するようですが

 

居心地のいいクラスだから

一人一人が率直に思いを述べることができるし

一人一人が率直に思いを述べることで

居心地のいいクラスをつくり上げていく

 

そう考えています。

 

だから、居心地のいい場所をつくるというのは、今の私にとって最も反応する言葉の1つなのです。

 

 

居心地のいい場所をつくるためののヒントが・・・

 

最近読んだこの本の中にある気がします。

 

チームが機能するとはどういうことか――「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ

チームが機能するとはどういうことか――「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ

 

 

 

対人不安 ─ー個人的なやりとりや人との付き合い上のリスクに関する不安 ─ ─なのである 。この問題は広く蔓延している 。私の研究では 、

企業でも病院でも政府機関でも 、対人不安のせいで頻繁にまずい意思決定がなされたり実行すべきことが実行されなかったりしていることがわかっている 。

 

これ!!

この対人不安のせいだ!

授業中に手が挙がらないのは!(それは単純に発問のせい)

どう考えても微妙な意見にクラス全員が賛成しちゃうのはまさしく対人不安によって、クラスの権力者に同調してしまうからなのでは。

 

ただ幸いなことに 、いくつかの新しい考え方を伴う効果的なリ ーダ ーシップや習慣があれば 、心理的に安全な環境を生み出し 、この問題を緩和できるようになる 。

 

心理的に安全な環境を生み出すリーダーシップって、どんなんだろう??

 

心理的に安全な環境をつくろうとするときには 、グル ープの仕事や 、それがどのように変化してきているかや 、しっかりやり遂げるために何が必要かといったことに焦点を当てるべきである 。これにより 、心理的安全が必要であるという結論を 、人々がみずから見出すことになる 。

心理的に安全な環境をつくるために 、リ ーダ ーは 、直接話のできる親しみやすい人になり 、現在持っている知識の限界を認め 、自分もよく間違うことを積極的に示し 、参加を促し 、失敗した人に制裁を科すのをやめ 、具体的な言葉を使い 、境界を設け 、境界を超えたことについてメンバ ーに責任を負わせる必要がある 。

 

以上のようなリーダーシップをとっていくそうで、

この「境界を超えたことについて」というところをもう少し説明すると・・・

 

リ ーダ ーがどんな行為が非難に値するかをできるかぎり明確にする

と 、メンバ ーは好ましい行動の境界を当てずっぽうに想像している場合よりも心理的安全を感じることができる 。これはつまり 、リ ーダ ーはチ ーミングや学習を始めるときに境界をつくったり明確にしたりする必要があるということだ 。金融機関なら 、承諾を得ずに特定の投資限度額を超えることは決してないということが境界になるかもしれない 。

 

ということらしい。

 

心理的安全 」とは 、関連のある考えや感情について人々が気兼ねなく発言できる雰囲気をさす 。

簡単なことに思えるが 、

同僚が見ているところで支援を求めたり失敗を許したりできるというのは思いのほか難しい場合がある 。

しかし 、

チ ーミングによってさまざまな意見の違いを超えてたしかに協働できるようになると 、率直に会話したり失敗を隠さず話したりすることになる 。

 

おお!!

 

心理的安全をつくればいいのか!!

やっぱりチーミングだ!

協働だ!

 

しかし、

「意見の違いを超えてたしかに協働できるようになる」

ことが本当に起こりえるのかなあ。

 

また、勘違いしてはいけないのが・・・

 

 心理的安全は 、メンバ ーがおのずと仲良くなるような居心地のよい状況を意味するものではない 。

プレッシャ ーや問題がないことを示唆するものでもない 。心理的安全は 、チ ームには結束力がなければならないということでも意見が一致しなければならないということでもないのである 。

 

ここを間違ってしまうと全然違う心理的安全になってしまうでしょうね。

 

結局、心理的安全とは、生ぬるい関係性をつくることではなくて・・・

 

心理的安全とは互いが信頼し合い 、尊敬し合うことを特徴とする職場環境を表す社会的構成概念である 。

また、心理的安全とは、意欲的なパフォ ーマンス目標を達成しようとして生じた失敗や疑問のために罰せられたりばつの悪い思いをさせられたりする人は一人もいない 、ということだ 。

 

 らしいです。

 

まずは心理的安全を必要とする高い目標を設定することが大事なのかもしれませんね。

協働せざるを得ないような。

 

 そうすれば、自ずと心理的安全の必要性に気づき、変わっていくのかな。