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小学校の先生を120%楽しむ毎日

小学校教員の日々の振り返り。教員志望の学生さん、同業の方、保護者の方、教育に興味のあるすべての方へ。

懇談会で保護者が引くぐらい話してみよう

私が懇談会で語った内容について
一部公開します。

私が、子どもたちの「主体性」を大事にする理由。


私はベースとして

「他者を喜ばせることなしでは、人生は満足できない、虚しいものである」というの
が人間の本質であるととらえている。(アドラー心理学
また、世界もこうした人間の性質をもとに成り立っていると考えている。

歴史の流れを見ても、戦争の時代は終わり、ビジネスの時代となっている。

これは、奪い合うことによる不合理を知り、喜びを与え合うことでしか、この世界の
豊かさは持続できないことに気が付いたからだと考える。

ビジネスの世界にも変化が起きている。今まではモノを所有することが幸せのス
テータスだった。カラーテレビを持つ、エアコンをもつ、車を持つ、郊外に一戸建て
をもつ。

しかし、それぞれの家庭が豊かになり、経済的に自立していくと、地域のコミュニ
ティも弱まり、人と人との繋がりに不安感を覚えていく人が増えていった。そこで、
拠り所となるのはSNS

SNSで投稿する内容は、いかに価値ある時間を過ごしているか。どんなに貴重で珍し
い体験をしているかだ。
休日いかにインスタ映えする写真がとれるかに躍起となるキラキラ女子は時代を象徴
しているように思う。
mixi全盛の10年ほど前からQOL(生活の質)という言葉が出始めていた。リア充なん
て言葉を小・中学生が普通に使っていることが、モノ消費からコト消費に価値の比重
が移り、その価値観が社会に根付いている証拠だ。

とにかく、モノを所有することよりも、体験に価値が置かれていくようになってき
た。

消費者は新製品の液晶テレビが何ミリ薄くなったかということよりも、知人がどんな
体験をしているかに関心があるだろうから。

テクノロジーの観点からも今後世界は大きく変わる。まずは、今後10年以内で50
億人がスマホを手にすると言われている。これは、50億人が「知恵」を送受信する
ことを意味する。2050年までには100億人がスマホでつながる。携帯でつなが
るのとは分けが違う。一瞬にして、テキスト、画像、動画を共有できるということ
は、脳と脳がつながるということだ。グローバルブレインという概念が現実のものと
なるのだ。100億もの人類の集合知により、世界に何がもたらされるのか、想像も
つかない。人類が次のステージに到達すると言われている。
いずれにしても、確実に新興国が台頭してくる。
 例えばアフリカの奥地にGoogleなどの巨大企業がインフラを整え、そこにただ同然
スマホがばら撒かれる。今まで原始的な暮らしをしてきた人間が世界最高峰の知に
触れる機会を手にすることで、競争はさらに激化していくし、国と国のパワーバラン
スも大きく変わるはずだ。

一方、欧米各国や日本などの成熟国家は、守りに入り、グローバル化と逆行し、自国
の中で経済を回そうと躍起になる。他国と合理化を図って、革新的な進歩を生み出し
ていくことは難しくなるかもしれない。

また、それと逆の動きも起こるだろう。シンガポールなどのフットワークの軽い都市
国家や、新興国同士で国境をなくし、協力体制を敷くことで、思いもよらないイノ
ベーションが起き、市場が開拓されていくかもしれない。

 

しかし、いずれにしても日本においては、働き方を変えていかざるを得ないだろう。
理由は3つある。

 

1つは、コミュニティの弱体化だ。
職場の在り方が今のような作業場としての意味合いが強いままだと、人々の繋がりた
いという欲求は満たされない。そのため、多くの人が職場以外のコミュニティに所属
することになるだろう。仕事が全てという発想が人々からなくなっていくからだ。そ
の理由は次のことと関係する。

 

2つは、経済的に自立していけなくなる。会社の生涯雇用は必ず破たんするし、年金
制度も成り立たなくなり、副業が当たり前になるだろう。

 

3つはテクノロジーの進歩である。ITO革命で、ドローン、自動運転、ロボット、そ
してAIが日常生活のありとあらゆるところに存在する世の中となっていく。それによ
り、ブルーカラーの仕事はもとより、ホワイトカラーの仕事もなくなる。

海外ではベーシックインカムの導入を実験的に行われているところもある。様々な社会保障は、一定額あげるから何とかしてね。という状況がスタンダードになる可能性もある。

誰もが働く必要のない世の中になってくると、働ける人は選ばれし者だけになってくる。それは本当にやりたいことがあり、働くのが好きな人か、AIにとって変わられないほど、付加価値のある人のみだ。

AIにとって変わられない人とは、楽しい時間を周囲の人と共有できる人だ。膨大なデータから正解を導き出すのが得意なAIに対し、正解かどうかより、まず、自分が楽しいかどうかを判断し、その楽しさをシェアできる人が必要とされる。

 

従って、これからの世界は模範解答ができる優等生ではなく、なりふり構わず好きなことを追求してく人が活躍していくだろう。そのハシリがユーチューバーだ。

 

いずれにしても、質の高い製品をミスなく大量生産していくことができる人材は、テクノロジーの進歩により淘汰される。

一人一人の思いを汲み取り、価値ある時間(楽しい時間)を共有できる人材が求められる。

 

価値ある時間に答えはない。そこは、相手と共感できるかにかかっている。勘違いしてはいけないのは、客からのニーズを聞いてその通りこなすのではなく、双方向性のエンターテイメントを成立させることができるかどうかだ。自分が心底楽しいと思えることに相手も巻き込めるかどうかだ。

自分が楽しいと思えることは主体性なしでは見つからない。相手に言われるがまま、経験や体験を受け身で享受するだけでは、突き抜けた楽しさには出会えない。

だからこそ、主体性をもつ必要がある。

 

相手を巻き込むには、一人一人の思いを汲むことが出来なければ共感も得られず、難しい。

一人一人の思いを汲むには、人に興味がなければならない。そして、人の喜びを何よりも楽しみになれなければならない。

人との関わりにポジティブな感情を持つ子が必要になる。

だからこそ、他者との関わりの中で喜びを見出すことが必要となる。しかし、そのためには主体的に行動していることが前提である。だれかにやらされた行動の中で他者とのかかわりの中で本当の喜びを見出すのは難しい。
主体的に行動していく中で、他者が協力してくれた。自分も協力してみた。という経験。つまり、お互いの自己実現のために関わって初めて、他者とのかかわりの中で喜びを見つけることができるのだと思う。

そういうわけで、私は主体性を育んでいけるように努力していきたいし、学校に来る価値は主体的に物事に取り組む中で、他者と協働し、他者とのかかわりの中に喜びを見出すことだと思っている。

 

 

・・・こんな感じです。

 

そして、この後、主体性の発揮を阻害しているのは、教師である自分かもしれない。

 

と、今度は延々と自分語りしました。

 

その場で保護者の方に感想を書いていただきました。

 

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未来について想像すると
わくわくしませんか?
私が生きている間に
パラダイムシフトが起こってほしい。


いや、多分起こるでしょう。

 

では、最後に私の好きな
宮沢賢治の詩を載せます。


新たな詩人よ

嵐から雲から光から

新たな透明なエネルギーを得て

人と地球にとるべき形を暗示せよ

新たな時代のマルクス

これらの盲目な衝動から動く世界を

素晴しく美しい構成に変へよ

諸君はこの颯爽たる

諸君の未来圏から吹いて来る

透明な清潔な風を感じないのか


今、私はこんな気持ちでおりますよ~
透明な清潔な風を感じた方はぜひ語らいましょう。