小学校の先生を120%楽しむ毎日

小学校教員の日々の振り返り。教員志望の学生さん、同業の方、保護者の方、教育に興味のあるすべての方へ。

Teacher's School 「Interactive Learning Lab. 対話的な学び研究会」

行ってまいりました。

 

会場はなんと、主催者の館野さんのご自宅!

うーん、その発想はなかった。

 

もうね、とにかくおされ!!雑誌の中に入り込んだかのようなシャレオツぶりです。

オシャレ空間に飲み込まれ、立ち尽くしているうちに、参加者が揃い、自己紹介タイムです。

 

この自己紹介もオシャレ。

ポインツオブユーというコーチングカードというそうです。

コーチングをカードで楽しみながら学ぶ、活かす、育てる - Points of You Japan

写真と、その写真のテーマのようなものが書いてあるカード。

 

それを1人一枚選び、

 

1.呼んでほしい名前の呼ばれ方

2.今日持ち帰りたいこと

3.コーチングカードを用いた自己紹介

 

私の場合、

「学びの場の持続可能な運営の仕方について持ち帰りたいこと」を伝え、

イメージカードは、タンポポの綿毛が今にも飛び立とうとしているものを選び

「外の学びの場に飛び出して行く自分」と

「学びの場を広げていこうとする自分」を重ねて、自己紹介しました。

 

最初、フォトカードを使っての自己紹介って結構ハードル高いかなと思いましたが、ただの自己紹介よりも少し縛りがある方が逆にやりやすいし、ある程度情報も開示できていいですね。

あと、照れがなくなります。

セルフプロデュースのツールとして、フォトカードがあるので逆に安心感がありました。

 

その後は、大学生の方の発表。

 

実はこの方とは、会が始まる前に少しお話しができて、「先生になるんですか?」

とお聞きしたところ、

教育実習は終えたものの、教育系の民間企業に就職が決まっているとのこと。

さらに突っ込んで、

「実習で、先生になりたくないと思いました?」

と聞くと

 うーん、と言いづらそうに実習で感じたことを話してくれました。

職員会議などには同席させてもらえず、職員の先生方とも深く関われず、子どもたちとの距離もある程度作らねばならず、なんだか不完全燃焼だったとのこと。

また、

様々なルールがあったり、きちっと教育実習中に決められたプログラムに従って、ただ何も考えず、言われた通りに行動せざるを得ない状況を疑問に思うこともあった。

と、いった趣旨のことをおっしゃってました。

 

確かに、そうなんですよね。

私の場合、小学校の実習は理科支援員として入っていた学校だったからある程度自由度はあったし、職員の先生方とも関わりがあったけど。

中学校の実習にいった時はそんな感じでしたかね。

実習生が主体的に学べるように設計する必要がありますね。

来月の教育実習に向けて気合が入ります。

 

 

さて、そんな大学生の方の

「対話的な学びに関する提案」

 

これ、面白かったー。

 

みんなでお茶やジュースを飲みながら、リラックスした雰囲気で語り合います。この形いいなぁ。

 

館野さんのファシリテーターとしてのさばきも鮮やか。

 

 

印象的だったのは

「大学生の場合、おしゃべりレベルで対話的な学びはできる」

ということに対し、

「対話ってそもそもおしゃべりレベルで成り立っているものなの?」

という問いが投げかけられ、対話について抱いている参加者のイメージを共有しました。

 

みなさん共通して、対話による学びを成立させるには

「相手を尊重している」

ことが前提にあるということをおっしゃっていたように思います。

 

確かに、対話的な学びってクラスの子どもたちの横の関係が浮き彫りになりますもんね。

発言力の強い子の意見に引っ張られて同調していたり、逆に何も言えなくなっていたりする場面をよく見ます。他者尊重ができてない集団で対話的な学びはなかなか成立しないでしょうね。

 

館野さんは対話について

意識して行わないと学びを深めるには至らないという主張のもと、対話活動の1つのゴールとして

「普段の関係を超えること」

とおっしゃってました。

 

苦手な人に対しても、共通の目的意識を持ってお互いの考えを伝えあう。そうすることで、新たなものの見方、考え方ができるようになる。

 

うーん。なるほど。

 

こんなふうに、対話活動で子どもたちがどのような状態になっていれば、対話活動によって深まったと言えるのか、明確なイメージをもつことが授業設計の第一歩ですね。

めちゃくちゃ価値がある時間でした。

 

また、元中学校の教員だった参加者の方からは、

「対話活動を通して、自分で乗り越えられない問題に他者と協働していく力が育めると思っていた。しかし、対話活動がうまく機能せず、教えるべき内容も多すぎて結局は一斉授業形式にしてしまった」

 

という体験談もあり、本当にそうだよなー。

と、思いました。教科書の情報量が半端じゃないですからねえ。

できたとしても、完全に習得型のアクティブラーニングになりそうですね。

 

また、対話活動により、学びや議論を深めていくことの重要性は企業でも同じ捉えでいるようです。

 

対話活動を成り立たせるために、

チームビルディングによって立場を崩したり、LEGOなどの媒介物を通して対話をしていく。そうして、安心、安全な考えを述べられる関係性をつくって対話をする場面を設定するそうです。

 

うーん、なるほど。大人相手に対話を成り立たせるのって難しそう。自分の考えを率直に述べようとしても、相手と自分の立場などを気にしてなかなか難しそうですよね。

 

そうして、この後は非認知スキルの育成を置いてけぼりにして、指導事項に追われていないか?という問題提起が。

学校教育について、熱い議論がされましたよ。

 

この議論の最中、学校にどれだけ、何に結果を求めるかという話になりました。

「そもそも、自己満足で、俺色全開でやっている人もいますしね。学校という単位で結果を出す発想がないかもしれない」

といった話になった時、

「あ、それ自分じゃん」

と冷や汗を流しつつ。もっともらしい顔をして、ウンウン頷いておりました。

 

そんな時

 

「お金の学校」を開いており、小学校5年生になるお子さんがいるKさんから嬉しいお言葉を聞けました。

 

「俺色でもいい。色んな先生がいても面白いのかなって思いますけどね。」

 

保護者の立場の方がこう言って下さると勇気が湧きます。

 

さて、その後はYさんの

リフレクションについての提案です。

 

もうとにかく、この方の提案は情報量がすごい!

ご自身の実践がどのような理論に基づいているのかを実に分かりやすく説明してくださいました。

 

振り返りの質を上げることは、未来をよりよく生きることにつながる。

 

という熱い信念がひしひしと伝わって来ました。

 

また、デューイによると

振り返りは改善につなげたいという本人の動機があることが大事。


また、

リフレクションにより経験の質が上がる。

さらに、

「学びに向かう力はリフレクションが土台になっている」

 

これも、なるほど〜という感じ。

 

コルブの経験学習モデル

コルトハーヘンの氷山モデルから、リフレクションの段階について

コルトハーヘンの玉ねぎモデルから、自分の在り方と実際の行動の比較について

 

怒涛のインプット…

来てよかった。知らなかったことだらけ。

 

行為の外、中の振り返りという話も刺激的でしたね。

行為の中で判断していることは、今までの膨大な経験の蓄積から直感的に判断している。

この直感的な判断力を向上させるには、行為の外で振り返りをする必要がある。

 

とのこと。

 

その後は

ジョハリの窓のお話し。

そして、

リフレクションには他者との対話が大事。

 

そのときの対話で使われるツールがリフレクションカード。

リフレクションカードストア

これ、実際やってみましたが、面白い!

テーマは

「どんな子どもを育てていきたいか」

 

まずは、発表者が自己紹介でも使用した

コーチングカードを選び、それと関連づけながら自分が育てたい子どもについて語ります。

 

そこからが、リフレクションカードの出番です。

様々な質問項目があり

「そのように考えた理由は」

「最も恐れている失敗は」

 

などなど、鋭い切り口の質問がたくさんカードに書いてあります。

それを選び、目指す子どものビジョンを語った人に質問していきます。

このカードがあるおかげで、聞く側も抵抗なくゲーム感覚で聞けますね。

 

その後、質問タイムが終わったら、質問者がカードを選び、発表者にメッセージを送ります。

 

私は

「失敗を生かし、前向きに活動することができるところ」

が強みだと言っていただきました。

 

いやー、嬉しい。

 

最後に発表者がカードを選び、このリフレクションの気づきや感想を述べます。

 

私は

「これからも様々なことに挑戦していきたい」

 

と言いました。言っちゃった…

言ったからにはガンガン行動あるのみ!

 

また勉強会企画しよう!

みなさん、その際はぜひお越しを!

 

 

(ちなみに、Yさんの提案のところ、理解できているかかなり不安です…訂正があればご指摘お願いします)