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小学校の先生を120%楽しむ毎日

小学校教員の日々の振り返り。教員志望の学生さん、同業の方、保護者の方、教育に興味のあるすべての方へ。

職場の後輩、同期、先輩に対して貫きたい、たった1つのスタンス

気がついたら、職場に後輩が増えていた。

 

大げさしゃなく、そんな感覚です。

 

今まで先輩たちに囲まれて、ずっと下っ端で、がむしゃらに仕事をこなしているうちに、「あれ、年下の子が職場に増えてきたな。」と気づき、仲良くなれるかな?とアプローチをかけるも、気を遣われる。

 

そんなぬるい感覚で後輩と絡み、ほろ苦い経験をして、同期と同じような感覚で、友達感覚で後輩と関わるのではなくて、良き先輩として接していかなければならんのかなぁ…と思いはじめてきた。

 

さらに、今年は教育実習生の担当になり、「あ、もう指導する立場なのね」と改めて自分のポジションを再認識させられた。

 

さて、ここまで書いてみて、自分自身が、先輩、同期、後輩とかなり明確に線引きしていることに気がつく。

 

実際、

 

「後輩には優しく。先輩には、敬意を払い、同僚には気さくに」

 

こんな風に無意識に態度を変えている人がほとんどではないだろうか。

 

しかし、このスタンスは正解のようでいて、2つの弊害があると思う。

 

1つは、後輩と先輩には身構える必要が出てくることだ。

「あー、同期といると楽〜。」

となるのは、よろしくない。大抵、そういうコミュニティでずぶずぶの関係性を固く結んでしまうと、同期会なんかで、職場の愚痴ばかり言い合うことになる。これほど、虚しいことはない。なぜなら30過ぎて、職場に不満があるなら、みんなを巻き込んで改善していける立場と力がついていてしかるべき、フェーズにいるはずだからだ。自分たちの力不足に気づきもせず、他者を糾弾する姿ほど見ていて不愉快なものはない。

 

2つ目の弊害として、

「後輩に優しく、先輩に敬意を払うスタンス」

は、行き過ぎると、

「後輩に敬意を払わず、先輩には厳しいスタンス」

になっていくと思う。

 

後輩には優しくしなきゃ。→面倒を見てやってる→感謝される→かわいいやつ→俺がいなきゃダメ→しょうがないやつだなぁ。とまた可愛がる。

 

これは、一見いい先輩のようだが、ここには後輩に対する敬意がないし、後輩を独り立ちさせない関わり方に陥りがちだ。自分に依存させる。悪く言えば、自分の掌の上で後輩を動かすことに快感を覚えて行くだろう。

 

また、先輩に敬意を払うスタンスを強化しすぎると

 

先輩には、敬意を払わなきゃ→気を遣う→疲れる→先輩の欠点を見つける→なんだ、この人ダメじゃん→嫌いになる→でも敬意を払わなきゃ…

 

人は一緒にいて心地よい人と一緒にいようとする。常に気を遣う相手とは距離を置きたくなる。そこで、その目的を達成するために、無意識に先輩のダメなところを探し出す。先輩に対して辛口になる。

 

「尊敬してた先輩に失望させられたから、今、その先輩とは連絡をとっていない」

 

なんていうケースは実は

 

「先輩といると疲れるから、距離を置きたくなった。嫌なところを探してみたら、見つかったので、距離を置く決心ができた。」

 

というアドラーの目的論で考えた方が、実態を正確に捉えているのではないだろうか。

 

だから、後輩には優しく、同僚には気さくに、先輩には、敬意を払うのではなくて、誰に対しても、優しく、気さくに、敬意を払っていけば良い。それがフラットな人付き合いの仕方と言えるだろう。先輩にも後輩にもタメ口を使う間柄がフラットな関係性ではないだろう。

 

どうしたら、誰に対しても、優しく、気さくに、敬意を払えるか、というと、どんなことを意識していくかにかかっている。それは、ありきたりだが、「謙虚に学ぶ」ということだろう。

 

後輩からも、学ぼうとすれば、自然と敬意を払うことになるだろう。また、学ぼうとするには、相手が心を開いてくれないといけない。そうしないとそもそも相手の体験したエピソードや本人のもつエッセンスが見えてこない。こちらから気さくに接する必要もある。そうして、関係を作れれば、先輩の失敗をみても、それを非難することなく、そこから学ぼうとすれば、その先輩に対して優しくなれるはずだ。(そもそも、完璧な人間はいないのだ)

無論、同期からも、学ぼうとすれば良い緊張感を保って高め合う関係性を維持できる。いや、むしろ同期こそ、学ぶ対象として最もロックオンしておくべき相手だと思う。キャリアも、人生の経験値もほぼ同等の相手だ。競い合うには格好の相手だ。慰めあっている場合ではない。

 

だから、誰に対しても謙虚に学ぶ姿勢を忘れずに、優しく、気さくに、敬意を払って接していきたい。

 

なんだか、教員採用試験の面接の答えのようだが、今日、職場の後輩と話していてそう感じた。

 

後輩から学ぶべきところは山ほどある。